生誕教会という世界遺産誕生について


先月、パレスチナのベツレヘムにあるキリストの生誕教会がユネスコの世界遺産に登録された。
これは、ユネスコや賛成国がパレスチナを国として認めたと言うことになる。
しばらく前に、オバマさんや劉さんがノーベル平和賞を受賞した時みたいな政治的な匂いがするけど、
流れとしては良い方向なのかなあと思う。


写真はパレスチナアパルトヘイトウォールと言われる分離壁
この壁は何百キロも続いてる。
2年前ベツレヘムに行った時に眼にしたのはどこまでも続く壁だった。
エルサレムの町からもその壁はよく見えて、ベツレヘムに向かうまでの間に国境のように町を分断していた。
これが何の壁かというと、イスラエルがパレスチナ人の生活を分断する為の壁。
名目上はテロからの安全保障上のものだとされるが、
そう考えているのはアメリカとイスラエルくらいだろう。
パレスチナ人の居住区内に、建物や畑を破戒しながら建設されているのだから。
こういうのを人権侵害って言うんだろう。



ニュースではパンダにセンカクって名前をつけようとか言う人がいたり、
ロシアの首相が日本の領土に勘違いして足を踏み入れたり、
日本も近隣国との対立は穏やかではない。
けれど、パレスチナの問題はもっともっと歴史的に根が深い気がする。


にわかな知識でも無いよりはマシかなと思う、そんな旅行人です。