証券会社のセミナーに行ってみた

YES! WE CAN!

先週のことですが、楽天証券の10周年セミナーに行ってた。
勉強のためと言うよりは、どんな雰囲気なのか気になったので。
竹中平蔵さん、森永卓郎さんみたいな誰でも知ってる著名な人もさることながら、澤上篤人さんの話を一番聞きたいと思ってさ。


澤上さんは、長期株投資の神(神と言うより教祖)。おしとやかな紳士のイメージでしたが、話し出すと、「良くしゃべるおっちゃん」やった。
おそらく、方法や理論に正解がない「投資」の世界。その中で、なんか絶対的な信念を持って、それを信じてはる感じに共感。
自分の考えを持って、株が上がろうが下がろうが、それを変えない人が生き残るような気がする。
誤解を恐れずに言えば、さわかみファンドは、僕の中で宗教に近いイメージがある。信じるものは救われるのです。
とりあえず、素敵な人やった。



備忘録がてら、印象的だった方の話の内容を少し書いておきましょうか。
内容には、僕の聞き間違いと、解釈ミスも含んでる可能性もありますえ。



竹中さん
・社会はフラット化してるそうです。
・とりあえず、自分と小泉さんが頑張っている間は、株も上がっていたし、郵政改革も頑張ってたので、良かったのになあ・・・とのこと。
・株価の回復は、レの字(急落後、徐々に回復)ではなく、W字型になるそうです(少し回復したと思ったら、二番底が来る。)
 理由は、アメリカも日本も、根本解決をではなく、その場しのぎの政策しかしていないからだそうです(Policy to help ばかりで、Policy to solveがない)
 なので、その場しのぎの政策の息切れ時に、二番底が来るとの事


澤上さん
・長期の株投資最高。みなさん、今のうちにいっぱい買っておいてください(何度も言っておられました)
・インフレが来る。(ばら撒いた金が、回復時余るから)
・20年安定していた債券は、これから下がる。 株が一番。
・常に先(長期)を見ていれば、インフレは乗り越えられる(日経平均株価は見る必要なし)
インデックス投資は、全ての株がうまく行くはずない。
・現物の金は、超円高時に買うと、世界平均で割安に変える。
 現物の金は、投資には個人的には好きではないが、見ていると安心するので余裕があれば備えのために買うと、暗闇で鈍く光って素敵。


堀古英司さん
・アメリカは、銀行は守れたが、そのうちにツケが国家に来る。
アメリカ国債はのAAAは、いつまで続くでしょうね・・・
・アメリカの株価は2009年は上昇するが、2010年あたりには下落。
 理由1 ブッシュ減税が2010年になくなる
 理由2 先送りにしてきた問題が顕在化してくる(竹中さんと同じような意味)


楽天の大島和隆さん
日経平均、年内予想レンジは、7000-11000円。今までのチャートから、こんなもんになりそうとの事。
・今の回復は、6割くらい。
・今後、注目のトレンドは、クラウドコンピューティング




そんな感じ。
「投資」の世界に足を踏み入れて、二年目の私。
色々な考え方や、方法があり、いっぱいの人がそこで得をしたり損をしたりしてる事が分かりました。
それでも、結局はサルが投げたダーツを信じても、最新の金融工学を信じても、株は上がるか下がるかの2通りしかないのかと思っている今日この頃・・・