春はまだか

春一番が吹き、啓蟄を過ぎたのにまだ寒かったりする今日この頃。季節の変わり目は、体調を崩しやすいとは言うものですが、まさしく今、少し体調が悪い。風邪気味と言う感じ。悪寒が走る感じ。

そんな感じで、風邪薬を飲んだせいか、昨夜はバタっと布団に入り、泥のように眠ってしまった。そのまま朝を迎えるわけだ。春眠暁を覚えずと言ったりするが、暖かかろうが寒かろうが、眠れば暁なぞどうでもいい。季節を問わず暁を覚えずに眠れるならばそれが本望だ。要は眠りたいのである。僕が、日の出を見る時は大抵、徹夜明けだ。そんなもんである。

春眠暁を覚えず。そんな言葉が漢文で言われたころにはおそらく電気は無くて、基本的に夜が来れば眠り、明け方には起きていたのだろう。今は、電気と蛍光灯が生活を便利にした分、昼と夜を曖昧にしてしまったのかもしれない。

それでも、昔の人の言うことは今でも共感できたりするのだから大したもんである。本質なんて昔から変わらない。