ロンドン回想録 2

イギリスの人は基本的にアメリカを嫌ってるような感じがする。現在、多くの国がアメリカを嫌っているのかもしれないけれど。
まあ、そんなことを言ってるイギリス人も他のヨーロッパ人から基本的に嫌われているようだけれど。


あるとき、授業で穴埋めの簡単なエクササイズをやった、でもその内容がぶっこわれてた。それはこんな感じ。

1、年間、・・・人のアメリカ人が芝刈り機によって死んでいる。
2、・・・%のアメリカ人が運動に興味がなく、死ぬまでジムに行かない

3、年間・・・人のアメリカ人が服によって致命的な怪我をしている


といったような問題がひたすら続くのである。
なにをやらすねん!って思って、かなり不快な授業やった。
アメリカ政府を批判するとかならわかるけど、こういった形でアメリカ人を馬鹿にするのはほんまにどうかと思う。


それと、イギリス人はアメリカンイングリッシュを思いっきり馬鹿にしてる。ちなみに日本や韓国の学生が習うのはアメリカンイングリッシュ。ヨーロッパの国なんかの生徒はブリティッシュイングリッシュを学校で習う。

あまり、日本で英語を勉強してると気にならないけど、イギリスで英語を習うと、発音やスペルの違いなんかで、よく直さされる。アメリカンイングリッシュなんか使っちゃだめだよ、見たいな感じで。そこにお互いを認め合おうとするような感情を持ってるイギリス人に僕はまだあったことがない。

イギリス人はその人がアメリカ人かどうか、言葉を聴いたらすぐ分かるようで、アメリカンイングリッシュはおかしいアクセントだとか、思いっきり馬鹿にしてる。

英語の映画のほとんどはアメリカンイングリッシュ。イギリスの人がアメリカ映画を見ると、たまに分からない言葉があったりするらしい。ちなみにヨーロッパ人が習う英語はブリティッシュイングリッシュ。どっちを習うのが本当にいいのやら。まあ、どっちかがちゃんと使えてたら結局両方そこまで不自由なく分かるンやろうけど。

日本みたいな小さい国でも関西弁とか色々あるわけで、イギリスとアメリカほど離れてて、それほどしか違わないだけでもまあ、ましな話かもしれん。まあ、イギリスでもスコットランドとか行ったらほんまにわからへん発音で話されたりするし、オーストラリアだ、ニュージーランドだとか言い出したらきりないし。

まあ、結局、言語は人が日常的に使うものである以上、変化し続けるし、生きているものなのだと思う。だからネイティブと同じように話す事は基本的に不可能に限りなく近い。その国の文化だとか歴史とか有名人とかも覚えなきゃいけないわけやし。

話がそれてきたけど、ともかく、語学は何が正解だとかそういう風に考えるものではないと思う今日この頃。まあ、間違いははっきりと存在したりはするけど。んで、お互いに尊重しあいましょう。