最近読んだ本とか

ネットジャングル

「なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか」
大した本ではない。ただ、印象的だったのは、自分がエイリアンに誘拐された事があると思っている人全て、そのことが自分にとって幸福な出来事だと思っていると言うこと。人間の中に溜まっているどうしようもない不満のある現実から切り離された事実としての記憶が、その人に特別な気持ちを与えるんだろうね。なんか、気持ち分かる。

「銭道」
青木雄二氏の本ですね。ナニワ金融道の。いやあ、世の中ゼニですから。

「完全パンクマニュアル はじめてのセックスピストルズ」
パンクを愛し、パンクを馬鹿にした一冊。図書館で読んでたら面白かった。自宅で読んだらいまいちだった。でも、この本のコンセプト好き。HIP HOP版もあるけど、自分に興味の無いジャンルなのもあり面白くなかった。パンクは薬漬けじゃないといけないということで、バファリンとか薬の紹介をしてたりする・・・

利己的な遺伝子
リチャードドーキンス。ずっと読みたかったけどあまりに分厚くて敬遠していた本。頭のいい人が書いた本は、読むの疲れる。でも、いい。「全ての生き物は遺伝子の乗り物にしか過ぎない」遺伝子に支配された存在なのさ、僕ら。著者は、「人間だけがそれに抗える」みたいな締めにしてるんが良く分からんかったけど。欲求を抑え切れなかったり、なんだか不満になったり、無性に幸せな気持ちになったりする、そう言うの全て「遺伝子」って言う神みたいな存在のせいなのかなって思うと、なんだか面白くてね。

谷川俊太郎詩集」
生ぬるい。基本的に生ぬるい。中学生の頃の僕が好きだった人だと改めて思った。あれくらいの詩なら、僕でも書けそうだ。でも、あんなつまらない詩、あんなに沢山は書けないな。などと思ったり・・・でも、時々いい詩が混ざってる。時々、すごく心にきたりする。それが、この人が偉大な詩人たる所以なのかね。



写真、アマゾンで衝動買いしたCD。部屋の隅で山になってたから整理した。夜な夜なアマゾンで衝動買いをしてしまう。CDとか本とかDVDとかハードディスクとかメモリーカードとかコンドームとか。