カラシニコフ

ババジーツアーにて

パキスタンのトライバルエリアで見た、AK−47
これ自体は、イエメンでは普通に見たし、別に銃をみる事なんて、日本でさえそこまで珍しい事じゃない。けれど、これの銃弾を実際につめたりしながら、そのひとつの銃弾の小ささになんともいえない不快感を感じた。
「ああ、これで人が死ぬんだ」
そんな感覚。銃弾は小さい割りに、少し重い。金属なのだから当たり前なのだが。
小さな大量破壊兵器とよばれる、80センチかそこらの大きさのこの道具。大げさでもなんでもないその言葉を初めてリアルに感じたのは銃ではなく、銃弾を手にとった時だった。