パキスタン旅行のトレース

今回のパキスタン旅行は、航空券が安かったのでお隣の、インドに入国することから始まり、なんとなく行った中国で、パキスタンに戻ることができなくなり、中国で終わると言う形になりました。東アジア(物理的)横断旅行と、大げさに言っておきます。
んで、パキスタンから中国に戻れなくなった理由を、簡単に言います。そもそも、パキスタンビザはシングルエントリーなので、一回入ると、二回目の入国はできません。けれど、リエントリーの申請をすれば、再入国できます。中国に行きたくなった僕は、その申請を僕はギルギットで行おうとしました。けれどそのとき、ギルギットではスンニ派とシーア派の争いで、40人くらいが亡くなる事件が起きたそうで、町中では、そこら中に軍人がいて、昼過ぎからは町の人みんなに外出禁止令が出るほどの超警戒態勢でした。んで、申請するオフィスも業務を行っていませんでした。んで、申請できなかったのです。でも、そのオフィスにいた奴が「国境でビザは取れるから問題ない」と、極めて胡散臭い情報を僕にくれました。まあ、信じてはいなかったけれど、そうだったら良いなあ、などと思いつつ、国境を越えてしまいました。んで、中国の西の果ての国境のイミグレで、「パキスタンに入るビザが欲しいんだ」というと、「北京でならとれるよ」とあっさりと返事を頂きました。北京って、中国の東のほうもええとこですやん、と。ここは、西の果てじゃないか、と。それは、札幌から富良野へ行く許可を得るために那覇へ行け、国際通りが個人的には好きなんです、という次元の話ですやん、と。
まあ、あきらめて、上海から船で帰ることになりました。おしまい。焦りながらも、観光もしながら無事に帰れました。帰国予定日を1日だけ遅れただけで帰国。結局、金が解決するわけですよ。金に物を言わして、中国を横断して、船で帰ったわけですよ。旅行なんて、結局それなんですよ。と言うかんじ・・・・・


ともかく、今回のルート。

印度...デリー>アムリトサル>ワガ(国境)
パキスタン...ラホール>ペシャワール>チトラル>カラッシュバレー>チトラル>マスツージ>パンダール>カリマバード>ギルギット>カリマバード周辺>グルミット>パスー>ススト(国境)
中国...>カシュガルウルムチ>敦煌>上海>大阪港


アムリトサルの黄金寺院でインド人のおもてなしの心を感じ、パキスタンでパキスタン人のやさしさに癒され、日本人旅行者に「話にオチのつけられない関西人もいるんですね」といわれ、中国人に、「あなたは中国人顔ですね」と言われ無事に帰りました。上海の飯は本当においしかったけど、家に帰って食べたサンマの比ではなかった気がしてました。

以上です。