和歌山

那智の滝とラッパ君

潮岬にまで、一泊で行ってきた。写真は、那智の滝と初公開の連れ添って4年になる愛車。
近畿に住んでいながら本州最南端のこの地を踏んでいなかったので、ようやく行ってきましたという感じで。バイクでバーッと。二日で600キロくらい走ったかね。なんか久しぶりの感覚。梅雨の隙間をいい感じに抜けれて、まともな雨にも当たらず、珍しく晴れ男気分。海沿いを走りたかってんな。久しぶりに。
那智の滝と、白浜なんかも見てきた。白浜は、小さい頃よく行った思い出の土地で、なかなか郷愁に近いものがあり感慨深かった。温泉の匂いとか、胡散臭い人工的な海岸の白良浜とか。
ところで、白良浜の真っ白なきれいな砂はオーストラリアから輸入されたものだと、小さい頃に聞いた。それを聞いて、幼心なりに違和感を感じたのを覚えている。こんな人工の砂浜よりも、磯でヤドカリとかウニでも取っている方が楽しいとはっきり気づいたのもその時かなあ。改めて、調べてみると、現在は、人工的に砂を入れては、いるものの、かつては本当に白い砂でいっぱいの砂浜だったらしい。その砂は、明治や大正の頃にガラスの原料として、どんどん売ってしまったそうだ。結局、過去のツケを今払っていると言う事なのかなあ。なんか、江戸時代とかの日本って、どんなにきれいな島国やったんやろうなあ。現代は、自然を人工的につくる時代だもの。

ところで、潮岬の無料のキャンプ場で、沈没している40歳くらいのおっさんに会った。なかなか面白い人やったけど、国内でほんまにあての無い旅をしておられる模様。家を出て放浪中だそうです。日本国内にもそう言う人がいるのだな、と思う。ていうか「あての無い旅」とか「放浪」とか、冒険したい盛りの日常生活ではすっかり守られている学生風情が粋がって使うけれども、やっぱり帰る家のある旅が一番やと感じる。間違い無い。
さて、夏はどこを放浪しようかな。短期放浪です。おうちに帰るまでの。