港のヨーコ

ばんから

「新横浜ラーメン博物館」というところに行ってきた。写真もそこで撮ったもの。入場料は300円。何で、ラーメン食べるのに入場料取るねんと思いつつ入ったけど、中は、なかなか工夫されてて面白かった。そこは昭和の下町。三丁目の夕日。ラーメン以外にも駄菓子屋があって、中では無理やりおばあさんに変装した人が店を切り盛りしてたり、胡散臭い交番のおまわりさんみたいな人が館内をうろうろしてたり(みんなやたら親切)・・・昭和の情緒を醸し出す工夫がされていた感じ。そういうアミューズメント的な要素を持つフードコートみたいな施設は多いけど、やっぱり最後は「人」なんかなあって思った。
田舎がいいとか、下町がいいとかよく言う。それは結局突き詰めていくと、そこにいる「人」がどれだけ良い雰囲気をもっているかなんだろうなと思う。だから、こういう施設では、そういう「人」の再現も不可欠なんだろうと感じた。結局、どれも人工的なものであることに変わりはないのだけれど。いずれにせよ、どんな形にしても、商売は「人」抜きには語れないのかね。
そんな話をしてて思い出したけれど、ワタミの社長の渡邊美樹氏は個人的に好き。介護、環境、教育、農業なんかも進める会社のフィロソフィーも素敵。でも、店舗の「和民」に行くと、末端まで社長の意思が伝わっていないような印象を受けた事が何回かある。難しいなあ。とても残念な事です。