バカ

今日は正月気分が抜けないうちにエイリアンVS.プレデターでも見に行こうかと思ったが、財布には500円くらいしかなくて断念。給料日までもう少し。

エイリアンと言えば、テレビでちらっとバカ殿見たらエイリアンでネタやってた。そのネタの中でドリフのメンバーが出てきたけど、いかりや長介が本人じゃなくて、3秒くらい考えて彼がなくなっていたことを思い出す。(高木ブー志村けん以外はダチョウ倶楽部の変装やってんけど)バカ殿からは、田代まさしもおらんくなってるな。さみしいな。仕方ないけど。

バカ殿って、バカな殿様やからバカ殿やねんな。「バカ」は、テレビで言ってもいい言葉やねんな。まあ、それと同じような感じでアホがテレビで言えなくなれば、アホの坂田はほとんど廃業してしまうんやけど。

差別用語って、いろいろあって、テレビでは言えなくなってたりしていくねんな。中学生のとき再放送で見てたタイガーマスクでもよく、ピーって音を消されてたもんな。覚えてるのでは、目が見えない怪人が相手のときとか、たくさんピーって鳴ってた気がする。だんだんそういうことが考えられていく時代は良い流れやと僕は思う。やりすぎ感もたまに感じるときもあるが、難しいところやな。きっと特定の人を指す差別的な言葉は消していく方針にあるんやろう。アホな人、バカな人と言うのは特定できないからいいのかな。まあ、いきなりアカンと言われれば僕はためらうけど、次の世代の人はそれを当たり前に受け止めるんかなあ。

ところで、僕は前から「アンタッチャブル」って言う漫才師たちの名前が嫌い。僕の偏見かも知れへんけど、この言葉はかつてのインドのカースト制度で最下層に位置づけられてた人らを指す言葉と同じやから。日本語では不可触民と言う。「汚れていてさわれない人」と言うことらしい。日本の部落差別関係の言葉である「汚れが多い人」と言う意味の言葉、「えた」と似ている。僕が本気で嫌いな言葉だ。
この二つの歴史的経過のある差別問題を同じ軸でとらえること自体がへんかも知れんけど、先の漫才師達の名前を初めて聞いたとき、そんな言葉使っていいんや・・・って思った。彼らがどういう想いでそのユニット名にしたんか知らんし、僕みたいに思う人が世の中にどれだけいるんか知らんし、俺の考え方がストイックなだけかも知らんけど。

まあ、年末のM-1グランプリのネタは正統派で一番面白かったと素直に思ったけれど。