トルコのコーラー

イスタンブールにて。

二日続けてトルコのネタやけど、イスタンブールで撮ったこの写真、これは、トルコの「ターキッシュコーラー」というやつの広告かなんかである。これは、トルコのコーラーである。味は、コカコーラと同じといっていい感じ。ペプシコーラとコカコーラは似たようで全然違うが、これは本当にコカコーラ同じ感じやった気がする。値段も同じくらい。特に安くも無い。僕はそう記憶している。

では、この製品の存在意義は?ということなのだが、わかるだろうか?反米感情がこの商品の存在意義だ。嫌いなアメリカの飲み物なんか飲んでられるか!ということらしい。イラク戦争のときも、この商品を買って飲むことが反戦のメッセージだったほどらしい。僕はそう聞いた。

多くの外国人に会った今年の前半に、アメリカと言う国家がいかに嫌われているかということを肌で感じた。びっくりするほど、みんなアメリカ国家のことが嫌いなようである。日本って、戦争、原爆、基地問題、いろいろあるけど、「アメリカ」を嫌うことはそう表面化していないと思う。関心そのものが薄いというか…
それは加害者としての立場としてもそんな気がしてしまう。それは日本だけなのだろうか。従軍慰安婦問題の賠償金の判決が出たと、さっき新聞で見た。判決は原告の敗訴で、その判決の是非についての僕の意見はここでは言わんけど、新聞の中のその記事の小ささが、日本の国民の関心の大きさを表しているのかと思ってしまった。


「日本は事なかれ主義だから」
こないだ、誰かが言っていたその言葉がここに重なった。