2006-03-15から1日間の記事一覧

短編小説、ロライマ山 4/7

夜のうちにパラパラと降っていた雨も、朝にはすっかり上がっていた。ただ、これからいよいよ登ろうというロライマ山にはしっかりと霧がかかっていて、すぐそこに見えるはずの山の頂上さえ見えないといった状態だった。登っているうちにそれが晴れてくれる事…