熱と光のあるところ

チチカカ湖の空

こないだ、講演を頼まれて中学校に行ってきました。
10年くらい前、僕が中学から高校にかけて、地元でノンステップバスって床の低いバスを走らせようっていう活動をしてたので、その関係。主に駅前で署名集めたりとか、集会開いて、そこでなぜかバンドをやったりしていたというのがありましてな。
その事もあり、滋賀では、この地元で一番に導入されたと言う複線もあるのです。つまり、中学生が始めて、世の中を少しだけ変えたっていう、起承転結の整った素晴らしい過去があるのです。
3,4時間目、中学一年生全クラスを体育館に集めてもらって、そのときの友達2人と一緒に、色々話しました。ミニ講演会。刺激的やったな。そういうところで話すことがある自分の過去は、素晴らしいなと自画自賛。

地元の中学校は、昔から人権学習に力を入れており、それは今も同じ。なので、そういう話も少し、織り交ぜて話していました。
人権学習とか、差別がどうとか、そういう硬い言葉が僕は好きじゃない。でも、知らない間に、人を傷つけてしまうのは、とても怖いから、それは大事なことだと思う。知っている事は、大事なことだ。といっても、毎日その事を勉強しているわけでもないのだけれど。それに、僕は、デリカシーはないし、ブラックジョークも好きだしね。けれども、中学校のときにいろんな人にあって知った一線は、越えていないつもり。もちろん、あらゆるところで人を傷つけずに生きているなんて、微塵も思えないけれど。僕は、毒も時々吐くからね。愛のある毒を。

ところで、この頃、ホームヘルパーという名を借りて、よく家に遊びにいってた車椅子のおっちゃんが、去年亡くなっていたらしい。闘う男だったな、あの人は、などと思う。もう一度、会いたかったな・・・