名前

前に、初対面で自分の名前を名乗るときに、「はじめまして。田辺製薬のタナベです」と名乗ってきた人がいた。もちろん、その会社の社員さんじゃない。その人は、年配の人だったのだが、人付き合いのうまい人なんだろうな、と思った。
人の名前というのは基本的に覚えにくいものであると思う。本来、その名前と、その人やその人の容姿には何の関連性もないのだから。
でも、上記のような紹介をされると、次に会ったときに、「ああ、そうや、製薬の・・・武田さんかエーザイさんやったっけ…」と間違えるかもしれないが、まあ、タナベさんにたどり着くのも簡単だと思う。

相手の事を知っている事は、コミュニケーションを円滑に進める上で重要な事だ。そのかなり土台の段階に、名前を知っている、というのがあると思う。そして、人の名前を覚えると共に、このような覚えてもらう工夫をする事も大事な事だと思う。
僕は、人の名前を覚えるのがおぞましいほど苦手なので、タナベさんのような人が増えてくれると、かなり助かるのだ。