赤い観覧車

観覧車。

梅田の観覧車。この赤さが僕は好き。中々毒々しいけれども。空との対比がいいなあ。都会の狭い空の隙間にこの赤がいやらしくでしゃばっている。僕はそれが嫌いじゃない。



てか、こないだの「ベルリン発プラハ」って言うタイトル、なんとなく書いてんけど、今思い出した。叫ぶ詩人の会というバンドのアルバムのタイトルや。そのことを思い出してもうひとつ思い出したことがある。

高校のとき、長めの髪の毛を金色位までブリーチしたときがある。僕は当時金髪だったハイロウズ甲本ヒロト氏みたいになればいいなあと思っていた。しかし、現実は、前述のバンドのボーカルのドリアン助川氏のような風貌になっていた。

まあ、そんなもんである。どっちがいいとか悪いとか、それは個人の価値観である。価値観は物事に優劣をつけ、時々人生の悩みにもなってくる。時々それがいやになる。


観覧車はいいなあ。ぐるぐる回る。上がったり下がったり。一番前も一番後ろもない。上がってもいつか下がる。下がってもそのうち上がる。価値観もきっとそんなもんである。きっと。