Venezia

shinz2004-09-02



さて、今は、べネツィア近郊のパドヴァって言う所の友達の家にご厄介になっています。イタリア人のファミリーは陽気で最高。


んで、旅行の回想。

やっぱり、ウイーンはいいところやったと思う。でも、個人的には街の雰囲気はブダペストの方がいいような気もした。オーストリアはもっとアルプスとかの自然系が素敵かも。俺の中のウイーンで一番良かったものは、美術館。珍しく3つもいってしまった。本当はもっといきたかったんやけどな。
ずっとみになってたクリムトの絵を見れたのが何よりも良かった。特に、Death and life(日本名は多分、死と生)って言うタイトル(やったはず)の絵が最高やった。ドクロの表情と、穏やかな部分との対比が最高。しばらくこの絵の前から離れられへんかった。これは、マドリッドで見たゲルニカ以上かもしれません。
クリムトは有名な金色の使い方もきれいやったけど、この絵の紫の使い方が最高。どんな絵かわからない人はネットで探してください。でも、実物以外のポスターとかはなんかしょぼく見えたけど。他にはエゴンシーレとかブリューゲルとかも見れました。
ところで、クリムトと言えば、いつも思い出す人がいる。その人が大きなクリムトの画集を抱えながら「うち、クリムトすきやねんやー」って言ってたのがクリムトに興味を持ったきっかけやったから。フミさん、その人に会ったら、「クリムト最高」と、さぞかしうらやましがるようにいっておいて下さい。高校の時、いつも同じ電車に乗って黒い服の似合う人です。
さて、クリムトについて話しすぎた。。。。


ウイーンからは夜行バスの日帰りで、アウシュビッツのキャンプのあるポーランドのクラコフっていうところにも言った。バスパスがあるからバスはタダなのです。強制収容所は、前に行ったベルリン郊外のザクセンハウゼンってとこに以前言ってって、アウシュビッツも基本的には同じかんじやってんけど、やっぱり、歴史の怖さを思い知った。むっちゃ疲れた。げんなり。規模がでかすぎた。


ウイーンは親戚のおうちでお世話になってったわけで、そこを拠点に、スロバキアやらポーランドにも行ってたわけやけど、週末にはおじさんがオーストリアのハルシュタットって言う湖のきれいなまちにも連れてッてくれた。ここも最高。往復600キロの道のりを時速140キロで往復してくれたおじさんと、滞在中、日本のおいしいご飯を食わしてくれたおばさんには感謝しても仕切れない・・・日本の飯は世界一です


んで、このままウイーンに沈没してしまいたい心を振り切り、ハンガリーブダペスト。ヘレナハウスって言うこの辺を旅した日本人バックパッカーなら誰でも知ってる、宿(ヘレナばあさんの家)に2泊。どのガイドブックにものっていない、バックパッカーのクチコミだけで成り立ってる宿。旅行者のネットワークってすごい。ここでも沈没してしまいたかった・・・2泊で9ユーロくらい。普通にユースとかに行ったら15ユーロくらいするこの国で。。。安い。しかも飯つき。
ブダペストのハイライトはキラーイ温泉と言うゲイスポットです。間違いなく東欧最高の見所のひとつ。これについては、帰国後にじっくりお話させていただきます。温泉で男ばかりで裸になると言う行為、これは日本人的には普通。しかし、外人さんは何か勘違いをしているのでは???と言う感じ。。。何であなたはお風呂の中でアレが上を向いているの?っていう感じ。
ともかくはじめてみるものばっかりやった。男がくわえたり、つかんだり、しごいてたり、それが6人でだったり、入ってたり、上下してたり、誘われたり、俺は断ったり(当然)…
ベルセルク風にいうなればあれは「蝕」でした。怖い。ガッツでも乗り切れるかどうか・・・カルチャーショックです。でも、こういう世界もあるのね。うん。
ともかく、「自分は女と言う人種が好きであります!!」と言うことを改めて確認した日でした。ブダペストの温泉の写真を二つのっけてるけど、この二つは平和な普通のプールみたいな温泉です。キラーイ温泉ではありません。


んで、ブダペスト満喫後、イタリアに来て、今に至ります。


ところで、ブダペストで制服姿のアスカ(エヴァのアスカです)が裸になってる表紙の本を見た。(地下鉄に広告もあった。多分、売出し中)著者は、RYU MURAKAMIって書いてあった。他は現地語やったからさっぱり分からんかってんけど、こんな本、日本で売ってるん??謎。


(気を取り直して)
パドヴァと、ベネツィアの感想やけど、イタリアはやっぱり野暮ったさと、古臭さが最高なかんじ。やっぱり思ってた通りや。当たり前やけど、みんながイタリア語はなしてるのも素敵やわ。
ベネツィアも裏路地の雰囲気とか、街中に広がる水路とか、今にも沈みそうな不思議な雰囲気のまちやった。
運河が道路。走ってるのは車じゃなくて船。まちが海に沈みかけてるような雰囲気やった。実際、本当に沈みかけてるらしいけど。温暖化が原因とか。。。
夜のあまりにもロマンチックな雰囲気は一人身に少々酷でした。グヘっ。

んで、イタリアの飯はやはり最高(ピッツァ、パスタ、ピッツァ、パスタ、ピッツァ…)。友達のアレッサンドロのお母さんが作ってくれたパスタは、何の変哲もないトマトパスタやったけど、いままで食べたどのパスタとも違った感じがしたのは何でやろう。トマトがちがうんかなあ。わからん。これがリアルイタリアンパスタなのか???


明日、ベネツィアにいって、昼過ぎから22時間のバス移動。目的地はバルセロナ。そこは僕が最も楽しみにしてるまちのひとつ。最近は人のお世話になったりで、かなり出費を抑えられてたけど、ここからは自力で行かねばなりません。悪のユーロと闘わねばならんのです。ああ、ユーロ怖い。。。